VN5型レヴォーグ ボンネット内から運転席へと配線を通すには
DIYでカスタマイズをする場合、車内から車外へと配線を通したい場合があります。
例えば、
- 外装に LED の電飾を取り付けて、スイッチは運転席に付けて ON・OFF したい
- ブースト計や、本格的な油温計・油圧計・水温計を取り付けたい
- 社外の本格オーディオなど、バッテリーから直接電源を取りたい
…などのような場合です。
今回は、このような場合の作業方法です。
なお、作業される際は自己責任にて行って下さい。
【 用意するもの 】
- 配線コード ( エーモン工業製 品番 1171 など 耐久性等を考慮し 0.75sq 以上を推奨 )
- 配線チューブ ( エーモン工業製 品番 1116 など )
- ニッパーやペンチなど配線用の工具
- キリや千枚通しなどの先が尖った工具
- タイラップ 50cm ぐらいのもの ( 配線を通すガイドとして使用。市販の配線ガイドでも可 )
- タイラップ 10 〜 15cm ぐらいのもの ( 配線の固定に使用 )
- マスキングテープ
- 養生テープや、厚手で大き目のバスタオル・毛布など ( ボディー保護 )
まずはボンネット側から
このあたりに運転席へと通じる穴があります。
ここです。
丸いゴムの蓋 ( グロメット )を取ると運転席に通じています。
まずはこのグロメットを手で外します。
配線を通すのに 「 ガイド 」 として使用する長さ 50cm ぐらいのタイラップ
市販の配線ガイド工具 ( エーモン品番:1160 など ) をお持ちの場合は、それを使用して下さい。
ボンネットのエアスクープとの比較。
ガイドとして使用するタイラップは、このぐらいのサイズが使い易いです。
外したグロメットにキリや千枚通しなどを使用して穴を開け、配線を通しておきます。
グロメットは元の穴に戻しますので、通す向きに要注意。
先ほどのタイラップのロック部分を切り落とし、マスキングテープで通す配線コードを固定。
ここまで出来たら、次は運転席側から穴の状態を確認します。
運転席側
運転席の床面から見上げたところ。
このあたりに防音材に切れ目があって、部分的にめくる事が出来ます。
ここです。
ハンドル軸の左ななめ上あたりになります。
ここをめくるとグロメットを外した穴があります。
車両個体差等で、位置が多少ずれている場合もありますが、大体は穴 1個分ぐらいのズレです。
なお、運転席の足元奥の作業をする時は、ボディーが傷つかないようタオルや毛布で覆いましょう。
必要に応じて養生テープ・マスキングテープも使って塗装面をしっかりとガードして下さい。
また、ボンネット側の作業をする際も、フェンダー塗装面の保護を行いましょう。
ふたたびボンネット側
内側から確認した防音材の切れ目へと、長いタイラップをガイドとして配線を通して行きます。
( ガイドの長いタイラップを穴に通せば、それに固定した配線コードも一緒に通って行きます )
運転席側へと通したら、ガイドのタイラップは不要ですので、マスキングテープを剥がして外します。
グロメットを元位置に戻し、通した配線は配線チューブ ( コルゲートチューブ ) で保護しましょう。
配線チューブは 7mm ぐらいが、純正ハーネスによくあるサイズに近いのでお薦めです。
例えば、バッテリー付近に配線を持って行きたい場合、上の写真のようなルートに配線を入れた配線チューブを固定して行きます。
エンジンの熱からの保護のため、なるべく離れた位置に通して行きましょう。
このあたりにちょうどタイラップで縛るのに使える穴がいくつかあります。
その他、純正配管や純正ハーネスを利用して目的の位置まで配線チューブをタイラップで固定します。
固定には、10 〜 15cm ぐらいのタイラップが良いでしょう。
後付け感で目立ってしまわないよう、出来るだけ純正ハーネス等の影に隠れる位置に通すのが綺麗に見せるコツです。
それと、運転席側に通した配線は足元の邪魔にならない所に純正ハーネスを利用してタイラップで固定です。
しっかりと固定すれば配線通し作業は完了です。
記事掲載日 : 2021/03/01